宝石学教育

  1. 当協会は、日本において48年の歴史を持つ宝石学資格GJ、CGJおよび英国宝石学協会(Gem-A)の日本におけるFGA認定教育機関(ATC)として、日本宝飾クラフト学院様との業務提携により、宝石学教育をより良い教育環境のなかで継続し、宝石のプロを養成し業界に資する。

    英国宝石学協会認定教育機関(ATC)
    一般社団法人 日本宝石協会

    詳しくは教育業務提携校の日本宝飾クラフト学院のこちらのページをご覧ください。   http://www.jj-craft.com/gem-a/

    英国宝石学協会(The Gemmological Association of Great Britain, Gem-A)は1908年に設立された宝石学教育機関です。
    18世紀に始まる産業革命により世界経済の牽引車だった英国には、新しい知識・技術と世界中の富・宝石が集まっていました。 そんななか、1904年にはベルヌイ合成ルビーが製造され、1907年には真円真珠の養殖成功と、天然以外の宝石素材が出回るようになった消費市場に、宝石鑑別の必要性が論じられ、英国ゴールド・スミスホールの教育委員としてロンドンに設立されました。 2008年に創立100周年を迎えたのを期に、呼称を慣れ親しんだFGAからGem-Aと改称すると共に、教育コース(ファンデーション・ディプロマ)のリニュアルが行われました。 世界的に有名な宝石学教育機関として、他には1931年に設立された米国宝石学会(GIA)が挙げられますが、創立者Robert M. Shipley氏はFGA教育を受けた方であり、現在も米国におけるFGA教育受講者の70パーセントがGIA G.G.であるとGem-Aより報告されています。
    カリキュラムが、より多くの宝石を観ることに重点をおいた教育方針のため、より深く宝石学を学びたいと思われる方は、必然的にFGAに向かうと言われています。 実際、世界22ヶ国、42の学校にてFGA教育指導・試験が行われています。 実技指導だけですと、他に7ヶ国、16ヶ所にても実施されています。
  2. 宝石を取扱う方と興味のある方々に、宝石の理解を促進するため、全国宝石学協会から受継いだ標本石コレクションを活用し、参加体験学習型の宝石シンポジウム及び勉強会を複数回開催し、宝石の正しい知識と情報を会員及び社会に提供する。