JGS宝石勉強会

こちらでは、JGS宝石勉強会 テーマMのご報告をさせていただいております。

「JGS宝石勉強会」についての概要はこちらにてご覧ください。

JGS宝石勉強会 テーマM

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美しく輝く宝石達を支えている金属は私達の親しめる分野といえます。宝飾品のデザインを重視し、絵や彫刻と同じように芸術の一分野として金属を追及してみると、不思議な世界が現れてきます。

色々な配合の貴金属の現物を手に取り、ひっかき、曲げ、ヤスリ、その貴金属の特性を学びました。

会 場:
JJA 会館 3 階大会議室 A(日本ジュエリー協会)
日 程:
2016(H.28)年12月14日(水)・15日(木)13:00〜16:30
テーマ:
M  「地金の不思議」
宝石だけを知っていてもジュエラーとは呼べない!
講 師:
石福金属興業株式会社(生産技術グループ) 細谷 公崇 様
インパラプラチナムジャパン株式会社 代表取締役社長 須崎 弘雄 様
進 行:
13:00~13:05
開会の挨拶
 
13:05~
 
13:20~
講義「貴金属の特性」
石福金属興業株式会社(生産技術グループ)
細谷 公崇 様
 
 
休憩
 
 
講義「鉱山事情」
インパラ・プラチナム・ジャパン株式会社
代表取締役社長 須崎 弘雄 様
 
14:30〜
色、硬さ、質量で7種の地金(K18)を判断するワークショップ
質疑応答・ディスカッション
 
15:50〜
閉会の挨拶   【アンケート記入】後、解散
 
 
 
 
「宝石の知識」としては鉱物学の知識、宝石の鑑別、鑑定、がありますが、「金属の知識」は、貴金属であるプラチナ、金、銀、パラジュウムから銅、真鍮、青銅、アルミニューム、チタンなどの溶解温度、延性、硬度などです。
  
消費者のお客様から見て、ジュエラーとして宝石の知識はもちろん必須ですが、地 金の知識は「あたりまえ」ではないでしょうか?私たち現在の宝石商(ジュエラー)は、意外にも地金の勉強に時間を費やさなくなっていませんか?
 
金属を素材として扱う分野を金属工芸、略して「金工」といいます。その金工も、テクニックにより「鋳造」「鍛金」「彫金」に分けられます。宝飾品の技術としては、宝石を留める技術である石留、身体につける機能を満足させるための金具の技術、これに研磨の技術。最近日本で使われている彫金という言葉は正確には金工上の彫金という意味ではなくジュエリーメイキングのことを指すようになってきています。 ジュエリーメイキングのテクニックの中でも、ヤスリ掛けとロウ付は基本技術の二つの大きな柱です。
  
 
 
  
 

ご協力いただいた企業:石福金属興業株式会社様

JGS会員、繭山達也氏(株式会社繭山龍泉洞) によるレポート(PDF)

参加者から頂いたアンケート回答(PDF)

ご協力に感謝いたします。誠にありがとうございました。

JGSでは、今後も様々なテーマで宝石シンポジウムや宝石勉強会を開催いたします。皆様のご参加をお待ちいたしております。