第4回JGS宝石シンポジウム

第4回JGS宝石シンポジウムでは、『ダイヤモンド』をテーマに取り上げました第2回シンポジウムへのご希望数が定員を大きく上回ったことでご参加いただけなかった方を中心にお越しいただきました。
今回は合計32ロットのダイヤモンドを3つのグループに分かれ観察しました。
詳細は第2回と同様ですので、ここでは写真を中心にご報告致します。

第4回JGS宝石シンポジウム ご報告

※写真はすべて、クリックしていただくと別ウィンドウで拡大表示されます。
会場:
JJA会館2F/3F  〒110-8626 東京都台東区東上野2-23-25
Tel: 03-3835-8567 Fax: 03-3839-6599
日程:
2013年02月21日(水) 12時30分開場 13時開始
 
 
MC挨拶:
12:55〜
総合司会(MC)は、渡辺幸春理事。
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『本日検品いただきますダイヤモンドは、任意団体全国宝石学協会から受け継ぎました、日本宝石協会所有の世界有数のコレクションと、会員各社からご提供いただきました商品で構成されています。皆さまには青・赤・緑のグループに分かれて、分科会形式で観察していただきます。 』
開会挨拶:
伊藤彰理事長
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『JGS(一般社団法人 日本宝石協会、General Incorporated Association Japan Gem Society)は、日本において37年間継続された宝石学資格、英国宝石学協会(Gem-A)特別会員FGAの『宝石学教育』を普及し、参加型体験学習の場としてシンポジウム・セミナーを定期的に開催することにより、当団体が発信する宝石の正しい知識と情報を修めた宝石のプロフェッショナルを育成し、彼らが自信と誇りを持ってお客様に接することで、お客様に信頼され、提供する宝石の価値、販売する人の価値を高められると考えています。 』
科学的解説:
観察ポイントを中央宝石研究所、北脇裕士博士から世界の最新情報を交えて解説していただきました。
宝飾用ダイヤモンドには無色だけでなく黄色、ピンク、ブルーなどのファンシーカラーがあり、近年では無色をはじめ様々な色調のダイヤモンドが高温高圧(HPHT)法やCVD法によって合成されている現状と、ファンシーカラーダイヤモンドの色因や特徴を紹介いただき、合成ダイヤモンドとの識別法を伝授いただきました。
また、HPHT処理の現状と鑑別法についても判り易く解説いただきました。

参加者の方々は、熱心に聴講していらっしゃいました。
分科会:3班に分かれ、各班交代してテーマA・B・Cについて観察。
  1. 無色のダイヤモンドを顕微鏡で観察
    天然・処理(HPHT・レーザー・含浸)・合成(HPHT/CVD)・模造石
    標本石リスト:A
  2. カラーダイヤモンドを肉眼とルーペで観察
    天然・処理(HPHT・放射線・コーティング)・合成(HPHT/CVD)・原石
    標本石リスト:B
  3. 美しさとダイヤモンド(同質異級・同級異質・ファンシーカット・蛍光性) 美しさはグレードによって左右されるのか?
    標本石リスト:C
テーマ A:
無色のダイヤモンド8石を顕微鏡で観察
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進行担当:当協会、加藤監事と望月理事






テーマ B:
カラーダイヤモンド16ロットを観察
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進行担当:当協会、山本理事と佃理事







観察所見を書きとどめます。
テーマ C:
美しさはグレードによって左右されるのか? 同級異質・同質 異級・カット・蛍光性によって美しさは、私達の目にはどう映るのか、所感を交換
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8ロットのダイヤモンドについて、観察+説明・挙手+所感発言という形式で進めました。

進行担当:当協会、諏訪監事と関根理事



 


北脇博士は、各グループの席を廻り、参加者の質問に答えてくださいました。

全体会議:


進行は、当協会、諏訪監事が務めました。