JGS宝石勉強会
こちらでは、JGS宝石勉強会 テーマEのご報告をさせていただいております。
「JGS宝石勉強会」についての概要はこちらにてご覧ください。
JGS宝石勉強会 ご報告
※写真はすべて、クリックしていただくと別ウィンドウで拡大表示されます。
会場:
オーラムビル6階 602号室
日程:
2014年5月12日(水)・19日(水)
13:00〜15:30
13:00〜15:30
進行:
テーマE エメラルドの含浸処理と産地同定
1.
13:00~13:05
開会の挨拶
2.
13:05~13:10
自己紹介
3.
13:10~13:50
講義
1回目:(株)中央宝石研究所、北脇裕士博士
2回目:(株)東京宝石科学アカデミー、渥美郁男氏
1)産地別の特徴と見分け方(顕微鏡での観察)
2)鑑別表記(含浸 充填)
1回目:(株)中央宝石研究所、北脇裕士博士
2回目:(株)東京宝石科学アカデミー、渥美郁男氏
1)産地別の特徴と見分け方(顕微鏡での観察)
2)鑑別表記(含浸 充填)
4.
14:00~15:15
標本石 実験、観察、クイズと意見交換
5.
アンケート記入、閉会
講義:
A. エメラルドとは
- ベリル鉱物の中でクロムに起因する緑色の変種をエメラルドと呼ぶ。
- 5月の誕生石として知られている。
- モース硬度は7.5~8
- 特殊な産状のため多くのインクルージョンを含む。
- エジプトでは3000年前からオイル処理されていた。
- 靱性が低く取り扱いには注意を要す。
- 自然界での成長環境と採掘法により多くのエメラルドは結晶表面に達する亀裂が発生する。
- 亀裂にオイルや樹脂を含浸する。
- 通常、透明度の改善を目的とした無色透明材の含浸が行われる。
- 石を観察する際に表面に達するキズがあるのか確認する。
- 表面に達しないフェザーには含浸はできない。
天然エメラルド
1. 熱水鉱床 100~470℃
生成時の圧力低め
1.57~1.58 コロンビア産など
2. ペグマタイト鉱床 450~800℃
地圧は低いがガス圧力高め
1.57台 ブラジル、ロシア産など
3. 変成鉱床 200~500℃
数1000気圧以上
1.58~160 ザンビア、
タンザニア、マダガスカル産など
1. 熱水鉱床 100~470℃
生成時の圧力低め
1.57~1.58 コロンビア産など
2. ペグマタイト鉱床 450~800℃
地圧は低いがガス圧力高め
1.57台 ブラジル、ロシア産など
3. 変成鉱床 200~500℃
数1000気圧以上
1.58~160 ザンビア、
タンザニア、マダガスカル産など
合成エメラルド
1. フラックス法 1気圧~数気圧
1.560-1.563
最高値1.569‐1.575
ギルソンタイプ
2. 熱水法 500~2500気圧
バイロン 1.568‐1.572
スワロフスキー 1.570‐1.579
ロシア製 1.574‐1.580
1. フラックス法 1気圧~数気圧
1.560-1.563
最高値1.569‐1.575
ギルソンタイプ
2. 熱水法 500~2500気圧
バイロン 1.568‐1.572
スワロフスキー 1.570‐1.579
ロシア製 1.574‐1.580
実験:
B. 代表的な含浸物質
シダーウッド・オイル パラフィン・ワックス
グローブ・オイル エポキシ樹脂(オプチコン)
カナダバルサム・天然樹脂 C. 透明度の改善
オイル及び樹脂の含浸法の伝統的な方法として温度50~60℃にして真空状態で24時間行う。 処理後にオイルは酸化すると白くなる。 D. 海外のラボでの処理の程度のクラス分け
処理の痕跡が無い No
極僅かな痕跡 Minor
中程度の痕跡 Moderate
著しく顕著な痕跡 Significant E. 透明材の含浸の表記
•鉱物名 天然ベリル
•宝石名 エメラル
•開示コメント 透明度の改善を目的とした無色透明材の含浸が行われています
F. 透明材の含浸の痕跡が無いもの
•鉱物名 天然ベリル
•宝石名 エメラルド
•開示コメント 透明材の含浸の痕跡は認められません
G. エメラルドの産地鑑別
1) 光学的特性:屈折率、複屈折量
2) 包有物の特徴:初生鉱物、成長構造など
3) 分光分析:紫外-可視分光、赤外分光(FTIR)
4) 元素分析(EDX)、LAICP-MS
H. エメラルドの産地
コロンビア、ブラジル、ザンビア、ロシア、マダガスカル、アフガニスタン、タンザニアなど
I. 産地による包有物の違い
1)コロンビア産 三相インクルージョン
2) ブラジル産 バイオタイト
3) ザンビア産 角型二相インクルージョン
シダーウッド・オイル パラフィン・ワックス
グローブ・オイル エポキシ樹脂(オプチコン)
カナダバルサム・天然樹脂 C. 透明度の改善
オイル及び樹脂の含浸法の伝統的な方法として温度50~60℃にして真空状態で24時間行う。 処理後にオイルは酸化すると白くなる。 D. 海外のラボでの処理の程度のクラス分け
処理の痕跡が無い No
極僅かな痕跡 Minor
中程度の痕跡 Moderate
著しく顕著な痕跡 Significant E. 透明材の含浸の表記
•鉱物名 天然ベリル
•宝石名 エメラル
•開示コメント 透明度の改善を目的とした無色透明材の含浸が行われています
F. 透明材の含浸の痕跡が無いもの
•鉱物名 天然ベリル
•宝石名 エメラルド
•開示コメント 透明材の含浸の痕跡は認められません
G. エメラルドの産地鑑別
1) 光学的特性:屈折率、複屈折量
2) 包有物の特徴:初生鉱物、成長構造など
3) 分光分析:紫外-可視分光、赤外分光(FTIR)
4) 元素分析(EDX)、LAICP-MS
H. エメラルドの産地
コロンビア、ブラジル、ザンビア、ロシア、マダガスカル、アフガニスタン、タンザニアなど
I. 産地による包有物の違い
1)コロンビア産 三相インクルージョン
2) ブラジル産 バイオタイト
3) ザンビア産 角型二相インクルージョン
観察:
クイズ、
意見交換:
意見交換:
アンケートへの回答
JGSでは、今後も様々のテーマの勉強会を開催いたしますので、皆様のご参加をお待ちいたしております。
*標本石をご提供くださった会員:(有)ワイティーストーン
ご協力、ありがとうございました。