能登半島地震被災地の皆様へ心を寄せると共に、ご健康をお祈り申し上げます。同時に被災地支援にお力を尽くす方々に感謝の意を表します。
いよいよ感染症拡大期からの本格的脱出と併せて、第四次産業革命の新時代の幕開け(開幕済み?)の2024年が始まりました。本年もJGS協会員の皆様にとって、実り多き輝かしい一年であります事をお祈りしております。
COVID-19が5類へ移行した旧年中は、JGS活動へのご参加とご支援を頂き、この場をお借りして御礼申し上げます。代表理事として個人的には、反省が尽きない一年ではありましたが、理事の皆様の多大なるご協力のもとJGSとしては記憶に残る活動に溢れた一年でありました。
7月に行われたTokyo Jewelry FesにてJGSが保有していた7.14ctカシミールサファイアの展示には、連日想像を超える一般の皆様の長蛇の列が絶えませんでした。改めて、人々を魅了するカシミールサファイアの魅力を実感しました。
その7.14ctカシミールサファイアは、10月に香港で行われたサザビーズの50周年記念オークションにおいて高評価で落札された事は、まだ記憶に新しく、興奮は覚めません。今まで日本の鑑別業界に大いに貢献をし、私たち協会員と業界人の見識を確かなものと支えてくれた7.14ctカシミールサファイは、これからのJGS新事業へと姿を変えて業界発展に貢献いたします。
2024年秋に宝石検定が始まります。この宝石検定は業界人だけでなく、多くの一般消費者へ宝石の魅力を浸透さることで宝飾品市場の活性化へと導き、業界貢献することを目的としております。「誕生日石全集 Birthday Stone 366」編集事業も併せて進めており、これら二つの新事業は、宝石のプロフェッショナルである皆様と共に一般消費市場へ直接働きかける事で、活発な業界を作り出して行ける事と信じております。
本年もJGSの代名詞でもある、宝石のプロであるJGS協会員の皆様に向けた、リアルとオンライン両建ての勉強会は活性化して参ります。予定は改めて皆様にお知らせさせて頂きますが、引き続き皆様のご参加、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
多くの国で大統領・首相選挙が行われる2024年。先の見えない争いが続いている2024年。気候変動はじめ環境問題への取り組みが強化される2024年。様々な課題が山積するという事は、新たな事業・取組みの発展が期待され、経済の活性化が予測されています。本年の協会員皆様のご活躍と実り多き日々をお祈り申し上げると同時に、新年のご挨拶とさせて頂きます。
2024年1月5日
一般社団法人 日本宝石協会
代表理事 堀内信之 |