親愛なるJGS会員の皆様
コロナ新年・新時代・ニューノーマルの2021年がスタートし一か月が経ちました。皆様お変わりなくお過ごしの事と思います。
一都三県の緊急事態宣言から始まった2021年。私事ですが、明確な計画が立てにくく、どう計算をしても営業経費さえ回収が見込めないので、 当社は二月いっぱいまで休業の決断をしました。
本当に毎日不安が募るばかり・・・今回は本当に元に戻らないと直感しました。私だけだったらすいません・・・。
弱気なことは言っていられないので、改めて今だからできる事(結局あたりまえの事ばかりですが)を整理して一つ一つ実行をし、営業再開時に備えています。
その一つに全従業員に「社長のツブヤキ」(ほぼ日刊)というメールを話題の記事やリンクを添付して配信し、会話(コミュニケーション)のきっかけにしています。
どうしてもジュエリーや宝石そしてファッションの話題となると海外からの情報が混ざってしまいます。時間の関係上、訳すこともせずに配信するのですが、社員たちは翻訳ソフトを使用して何とか会話のやり取りをしてくれます。
翻訳ソフトというと、数年前アラウディーン副理事長が書類にスマートフォンをかざして翻訳された画面を読む姿を見て驚いた事を思い出しますが、今では更に簡単に、日本語文章を入力すると一発エンターで多言語に翻訳してくれるアプリがたくさんあり、本当にビックリしています。当社でも英語が喋れない社員が海外に販売している物があり(まだ事業化するレベルではないのですが)すべてそのアプリとSNSとPaypalで海外とのやり取りが成立しています。
なぜこんな話をしているのか?ジュエリーコーディネーター91号の山口遼さんと赤松蔚さんの投稿を読み、思うことがあったからです。私たちにとって大先輩のお二人のお言葉は本当に痛いところに突き刺さり、改めて想いを強くしてくれます。一言にまとめて「発信力」。
発信力の裏側にはエビデンスやリファレンスが必要。情報収集するにも発信するにも「英語力」は不可欠。
今はその力を補う「アプリ」がそろっており、一歩踏み出す勇気を更に背中を押してもらいやすい日常になりました。
私たちJGSのメンバーは業界での経験値が豊かな方々だけではなく、国際的に発信力を備えた方々も多くいらっしゃいます。理事長がICAでご活躍されたことをはじめ、アラウディーン副理事長はCIBJOカラードストーンコミッションのチェアマンであり、昨年は古屋正貴幹事のウェビナーは地球を覆い、日常のビジネスではローカルからグローバルに活躍するメンバーで構成されているJGSは、複雑な光を放つ唯一無二の業界団体ではないでしょうか!その素晴らしいヒカリを、先ずはJGSメンバーに、そしてメンバーの活動を通じて業界活性化の為に届けたいと思う今日です。
ニューノーマル元年の2021年もJGSは積極的に活動をして参ります。是非、メンバーの皆様の今まで以上のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本宝石協会 副理事長 & 広報部長:堀内 信之 |