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No. 99

2026
Jul
17th
Fri.

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JGSは、「宝石の正しい知識と情報を社会に広く提供することにより宝石の素晴らしさを発信し、 宝石のより良い事業環境を創造し、宝石の信頼向上を実現していくこと」を目標として活動しております。

日本宝石協会会員は、当団体が発信する宝石の正しい知識と情報を修めた宝石のプロフェッショナルとして、 自信と誇りを持ってお客様に接することにより、お客様に信頼され、 提供する宝石の価値、販売する人の価値を高められると考えています。

【第4回宝石検定3級2級受検申し込み開始しました!】


 累計3,000名を超える受験申込をいただいた宝石検定は、宝石愛好家の話題の中心になっています。第3回は多くの合格者の喜びの声がSNS上で溢れました。JGS会員の皆様、これからもご一緒に宝石検定を広めてゆきましょう!

https://www.kentei-uketsuke.com/gemstones/



【Tokyo Jewelry Fes 2026】


今年も大人気!宝石検定ブース❤️💎❤️💎

去る7月4日(土)・5日(日)に東京ビッグサイトにて開催された「Tokyo Jewelry Fes 2026」のワークショップエリアに、宝石検定ブースを出展いたしました。 昨年に引き続き、宝石検定3級・2級公式テキストは大変ご好評をいただき、実物のテキストを手に取って受検の決意を新たにされる来場者の方も多数いらっしゃいました。

今年は、3月18日に発刊した『366日 宝石図鑑』の販売も行い、なんとJGS在庫分は完売となりました!ご来場いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。🙏
そして、国立科学博物館の研究主幹・門馬綱一先生によるトークショー「天然の宝石箱を巡る旅〜」は、TJF2026のフィナーレを飾るにふさわしい、ワクワクするお話が満載の素晴らしい時間となりました。 トークショーエリアの席が足りず、フードコートの椅子に座って聴講される方も含め、約50名もの方々にご参加いただきました。門馬先生はトークショー終了後も、宝石検定ブースにて聴講者の皆様からの質問に一つひとつ丁寧にお答えくださいました。参加された皆様も大満足のご様子で、改めて先生の素晴らしいお人柄を実感いたしました。






ー 【プ ロ ス テ ④】 ー

日本の小売マーケットの変化

日本宝石協会 副理事長 高田富士夫


  国内の百貨店において宝飾売り場が常設されたのは戦後の昭和21~23年頃で 売られていたのは珊瑚、真珠、ダイヤモンドのほかに合成石の宝飾品などでありました。
  昭和39年に外貨予算制度を廃止し(貿易と為替は原則自由化)という体制になり 色石等の輸入が始まり、昭和41年の日銀からの放出ダイヤモンドもあり、消費者に 宝飾品が認知され始めました。
   商品のグレードはまだまだ個々の商店によりバラつき もみられたが、百貨店のおいてGIA GGの導入がスタートして鑑別書、鑑定書が つけられたのは昭和40年代後半でありました。
  宝飾品等何も持っていなかった一般消費者の購買意欲はすさまじく、展示会では入場 制限をする状態が数年続き、まずはダイヤモンド、ヒスイにオパール、つぎはルビーか エメラルド、サファイヤと商品があれば売れました。
  昭和50年代後半から外資のブランドが日本マーケットに入りだしたが代理店を通じての販売で独自の運営には至っていない状態でした。
  平成に入りバブルが弾けたころには多くのブランドが日本マーケットから撤退していったが、再度の日本へのチャレンジは膨大な広告宣伝費とxxxJAPAN法人としての参入で 従来の日本ブランド、日本製品のマーケットのシェアを侵食している形です。
  しかしながら日本人の真面目な性格からきちんとした品質管理やプライス付けをして販売された商品(多くの非加熱、ノンオイル)の価値は驚くほど上昇しており、日本国内で眠っている在庫は膨大な量と品質になると思います。過去の顧客へのアピールによる満足、信頼の再構築が図れるようにチャレンジのチャンスです。
  私たちは商品に広告宣伝費ではなく資産価値を提供し親から子へ、子から孫へと引き継がれるジュエリーをお届けするお手伝いをしたいものです。
 
  現在は為替や地金価格の上昇に消費者の購入意欲が減少気味ではありますが、広告媒体 に多くの資金を投入している外国製ブランドは若年層のニーズをとらえて販売シェアを伸ばしています。
  どうすればJAPAN MADEに顧客を取り戻しリーズナブルな価格で高品質な製品をアピール(JGSとしての教育が力になる)して販売につながるように啓蒙活動したいと思っております。
私たちダイヤモンドのビジネスをやる者は個々のダイヤモンドの美しさ、個性、それにまつわるストーリーなどその魅力を伝えるビジネスをやって行きたい。あるダイヤモンドを見て例えばユーザーに説明をする時、先に「鑑定書」のグレードだけを見て先入観を持ってしまうと本来のものが見えなくなる。ダイヤモンドを扱うのであるなら、もっともっとダイヤモンドを見て欲しい。見れば見るほど発見があり、理解が深まって行く。そして個々のダイヤモンドの美しさを、魅力を「鑑定書」でなく自分の意見で紹介しよう。ダイヤモンドはユーザーにとっても、私たちにとっても魅力的で奥の深いものなのだから。

ー 注目トピックス ー

*注目トピックスのリンク先は、ブラウザの翻訳機能(Google翻訳など)を使って日本語訳にしてお読みいただくと、楽しさが10倍になります!*

《エチオピア産パライバタイプ・トルマリン最新情報》

エチオピア産パライバタイプトルマリンのニュースが駆け巡っています。これからさらに詳しい鑑別研究結果が発表されると思いますが、現在最新の情報を三つシェアします。
一つは原産地、エチオピアのジェモロジストのハマノット・シッセイさんによるフィールド・レポートです。こちらは英語の原本と日本語訳(ai翻訳)を用意しました。
二つ目は、バンコクで原石と研磨済みのルースを検査したビンセント・パーデューさんの鑑別検査レポートです。
三つ目はJGS理事でいらっしゃる藤田健さんのバンコクからのレポートです。
鉱山から市場までの流通の中でとても活躍されている三人の方からのレポートを同時に読むことができるアナタは、今、誰よりもパライバを公正に見定めることができるでしょう。
お楽しみください!

《”Field Report to Paraiba Tourmaline Rush Near Abuloo, Ethiopia” by Himanot Sisay.》
著者: Haimanot Sisay, GIA GG, 創業者 Africa Gemological Training Institute
レポート原本(添付①)

日本語訳(ai翻訳)(添付②)

《”First examinations on paraiba and other copper-bearing tourmalines from Abuloo, Ethiopia” by Vincent Perdue.》
著者:Vincent Perdue, Field Gemologist.

《話題のエチオピア産パライバトルマリン》
著者:藤田健 株式会社藤田商店 代表取締役社長 
CIBJO日本代表理事 日本ジュエリー協会理事 日本宝石協会理事

静止画

動画(JGS_YouTube)

《鉱物名:ガーネット / 産地:火星》

やはり、宝石には計り知れないロマンが満ちています! ロイヤルオンタリオ博物館が所有する、火星から届いた隕石に含まれるガーネット。ここから、火星の45億年もの営みが解き明かされる可能性があります。
• 記事リンク:https://brocku.ca/brock-news...
• 発表論文はこちら:https://www.geochemicalperspectiveslet...


《ジュエリー(装身具)は価値共有の最高の存在!》

ジュエリーは、平和を維持するための「必需品」なのかもしれません。 京都大学の研究チームが素晴らしい発見をしました。ネアンデルタール人とホモ・サピエンス(現生人類)が、2万年以上にわたって共通の文化を共有していたという研究発表です。しかも、この研究は「一見役に立たないが美しい」貝殻の装身具の発見から紐解かれたものです。
• 研究詳細(PDF):https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/def...
この研究内容は、現在「国立科学博物館」で展示中です。詳細は後ほどご紹介します。


《各市町村が「都市鉱山」化している!》

相模原市では、令和7年度に約6,143万円分の貴金属を回収しました。やはり、白金(プラチナ)族などの希少金属の価値は計り知れませんね。
• 地方自治体の取り組み:https://www.city.sagamihara.kanaga...


【勉強会報告】

《第57回JGS勉強会「天然ダイヤモンドの生成の魅力と秘密」》


GIA Tokyoの小竹翔子博士を講師にお迎えし、2026年7月15日に第57回JGS勉強会「天然ダイヤモンドの生成の魅力と秘密」を開催いたしました。 マントル内におけるダイヤモンドの生成プロセスを講義で深く学んだ後、6ピースのダイヤモンド標本石を使い、内部のインクルージョン(内包物)を顕微鏡で観察。その神秘的な生成の魅力に迫りました。

ダイヤモンドが生まれる秘密は非常に科学的であり、同時にインクルージョンが見せる豊かな表情は息をのむほど魅力的でした。この講義を受けると、ダイヤモンドがもっと好きになり、愛おしくなります。そして、きっと多くの人にその魅力を伝えたくなるはずです。
(感想文:株式会社柏圭 新井力様)


【オススメ イベント情報】


《コシノヒロコ (UN)KNOWN》


まずはファッションの視点から感性を刺激してみませんか?会期は7月26日まで。「自分ならどんなジュエリーをコーディネートするか」を想像しながら鑑賞する、いつもと少し違うクリエイティブな時間におすすめです。
https://hirokokoshino.com/unknown/


《玉ものがたり -古代からのメッセージ-》


石をめぐる古代の交流や流通、そして技術の継承を感じ取ってください。歴史と美への想像力を掻き立てる、おすすめの展覧会です。
https://www.pref.yamanashi.jp/kouko-hak/exhibit/2026/summer.html


《マリー・アントワネット・スタイル》


日本唯一となるV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)企画の巡回展です。歴史や物語の一幕を体感できる貴重なジュエリーが、日本で初めてお披露目されます。
https://www.marie2026.jp/


《日本で初めて産出が確認されたラピスラズリ》


科博へ行こう!日本国内で初めて産出が確認された、大変珍しいラピスラズリをぜひその目でご覧ください。
https://www.kahaku.go.jp/tenji-event/nid00005294.html


《ネアンデルタール人と現生人類は価値観を共有していた展》


こちらも科博にて開催中!注目トピックスでご紹介した、京都大学研究チームの発表内容に触れられる展示です。 約6万年前に生きた2つの異なる人類種が、2万年もの長きにわたり同じ価値観を共有していた証拠となるのが、「役に立たないけれど美しい」巻貝の装身具や石器です。ジュエリーが私たち人類の“必需品”であるという歴史的証拠を目の当たりにすれば、ジュエリーをおすすめする情熱がさらに高まること間違いなしです!
https://www.kahaku.go.jp/tenji-event/nid00005295.html



一般社団法人 日本宝石協会 代表理事:堀内 信之

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発行元 :一般社団法人 日本宝石協会(JGS)広報部

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