親愛なるJGS会員の皆様
オリンピックを目前に控え、ワクチン接種のペースアップも期待がふくらむ中、いよいよ出口作戦突入が感じられます。
もう少し注意深く過ごす日常が続きそうですが、秋の商戦に期待がふくらみ、万全な準備に忙しくなりそうですね。
香港でもいよいよ来週、アメリカでは8月のJCKラスベガスがリアル展示会として開催されます。
カラーストーンは引き続き値が強く、地金相場もダイヤモンド相場も一昨年からは右肩上がりの状況での仕入れ会となるので、新たな世界市場の幕が切って下ろされるのでしょうか?
感染予防も大事ですが、ビジネスの下準備はもっと大事!改めて気を引き締めて夏を乗り越えましょう!
あまり目立ったニュースが無かった一か月ですが、昨日CIBJOからLab Grown Diamondガイドライン2021が発行されました。急いで目を通してみると、ちょっとユニークな点を発見。12ページのClarity表示のガイドラインですが、クラリティ表示の前にLGを記載する事を奨励しています。
今春、Pandoraが全製品天然ダイヤモンドは一切使用しない事を発表以来、ブランドによるLGDの使用が天然ダイヤモンド業界へ今まで以上にネガティブな影響を及ぼすのではないか、という議論が再燃しているように感じ始めていました。
そしてサイズの大きいLGDが天然ダイヤモンドとして売られている事件の発生。
このクラリティ表示方法の推奨を見た時に、LGDと天然ダイヤモンドは明らかに違うモノであると供給側から発信しないと様々な問題解決には結びつかない、という事を改めて自覚しました。
皆様も是非、お読みください。
http://www.cibjo.org/wp-content/uploads/2021/06/CIBJO-LGD-Guidelines-2021.pdf
一般社団法人 日本宝石協会 副理事長 & 広報部長:堀内 信之 |