親愛なるJGSニュースレター読者の皆様
今年は稀に見る桜の豊作(?)の春だったと思います。どの街でも桜は長く咲き、また、たわわに開花したと思います。
← こんな感じに。
今回の編集後記は、「今までの業界常識を考え直すタイミングかも?」という点でいくつか論点を投げ掛けさせて頂きます。是非、奇譚のないご意見やご指摘を頂けたら幸いです。
【1】まず、Origin産地はどのくらい重要なのでしょうか?特に小売の前線では「〇〇産なので最高級です。」のセリフがやはり必要なのでしょうか?
鉱山からきちんと登録してないと、産地は特定できないはずです。現在はブロックチェーンのおかげで管理もしっかりとできそうですが、(
《Nature Research...》→)
《CHRISTIE'S》のサファイアは産地によって価値(落札価格)が決められるのでしょうか?
マダガスカルなのかカシミールなのか?いや純粋にこのサファイアの美しさに価値を見出すのか。私はジュエラーとしては第一にその宝石の美しさに純粋に価値を表したいと考え、日々挑戦しています。ただし、産地を特定できる=明確なトレーサビリティ=信頼度が高い、と消費者からは認知されると思うので、小売業者の仕入れ能力は今後の競争力を支えると思います。
【2】今後の社会の変遷を考慮した上でお聞きします。これからの世代はジュエリーという存在や価値観に対してもカジュアルになるのでしょうか?
ラグジュアリーとカジュアルの線引きは価格でもなく、デザインでもなく、コンセプトや気分なのでしょうか?ラグジュアリーブランドも様々な切り口を創出しています。
ミレニアル世代の大多数もジュエリーは対面販売で、安心して購入したいと考えているようです。やはりジュエリーである以上、素材や商品の品質はもちろんですが、ジュエラー(店)の信頼度はこれからの未来も欠かすことのできない最重要要素であると思います。常に変わらないことを「伝統的」というのでしょうか?
【3】しかし、最重要要素は変えずとも、変えて良い常識はあるのではないでしょうか?私も←
《RAPAPORT》のような商品を作ってみようと思います。
ダイヤモンドの蛍光性をその商品の Only One の特徴としてもいいですよね?!
いよいよ令和の時代到来です。花冷えが続きますが、皆様ご自愛頂き、素晴らしい新元号・新時代を迎えましょう!