JGS Newsletter 013号(平成29年/2017年 02月16日発行)

JGSは、宝石の正しい知識と情報を社会に広く提供することにより宝石の素晴らしさを発信し、宝石のより良い事業環境を創造し、宝石の信頼向上を実現してゆくこと」を目標として活動しております。


今回のニュースレター013号には「サプライズ」がございます。 どうか最後までお楽しみください。



注 目 ト ピ ッ ク ス

Pearls...   Remarkable Topics

SSEFが真珠の母貝鑑定、年代鑑定、を行えるようになりました。

Tucson...   Remarkable Topics

今年のツーソンのホットトピックの一つが、エチオピア産エメラルドです。

Eco-friendly...   Remarkable Topics

やっぱり「エコ」はファッション界のキーワード?

2016年に1669社...

Remarkable Topics

アメリカでは2016年に1669社の同業者が消えました。 日本のジュエリー業界の近未来像はどのように変化するのでしょうか?

今 月 の レ ポ ー ト

第12回 JGS宝石シンポジウムin大阪
「合成ダイヤモンドの最新情報と看破の手引き」
written by 藤田益久JGS理事(監修:北脇博士)

毎年恒例となったjeweller’s study club協賛の大阪シンポジウムが1月18日「住友クラブ」にて・・・・・


オ ス ス メ

▼▲▼JGS宝石勉強会 テーマM 『地金の不思議』

〜宝石だけを知っていてもジュエラーとは呼べない!〜

【日時】3月22日(水) 13:00開始
【会場】JJA会館2階 中会議室

実は宝石以上に知らなくてはならないことです。貴重な勉強会です、お見逃しなく!

★クリエイションの未来展 第10回             宮田亮平監修

みなの衆 〜東京藝術大学鍛金研究室で学ぶ〜

【会 期】第二期開催中
     2017年1月21日(土)~2月25日(土)
【休館日】水曜日
【会 場】LIXILギャラリー2


★技を極める ヴァンクリーフ&アーペル   ハイジュエリーと日本の工芸

【会 期】2017年4月29日(土)~8月9日(日)
【会 場】京都国立近代美術館




私 の 本 棚

「鉱物・宝石の不思議」
私の本棚

近山晶/監修

本書は、主要な鉱物と宝石の基本的な知識や性質を写真入りでわかりやすく解説してあります。また、鉱物と宝石が人々とかかわってきた歴史の・・・・・



名 言 ・ 格 言

1時間を無駄に 過ごすような人間は、まだ人生の貴重さを 発見していない。

チャールズ・ロバート・ダーウィン(Charles Robert Darwin/1809年2月12日-1882年4月19日)は、イングランド・シュロップシャー州出身の自然科学者・地質学者・生物学者。全ての生物種が共通の祖先から長い時間をかけて、自然選択によるプロセスを通して進化したという種の形成理論を構築したことで知られる人物であり、ダーウィンの自然選択説は現在でも進化生物学の基盤の一つとなっている他、現代生物学の基盤ともなっている。

今 月 の 写 真

合成ブルーサファイア中の小気泡群

写真はベルヌイ法のコランダムに見られる小気泡の集まりである。サイズが小さいため・・・・・

◆撮影・文:高橋 泰 氏


理 事 会 報 告

平成29年2月8日(水) 第7期 第7回臨時理事会

於:日本宝石協会事務局

▼▲▼「スリランカジェムフェスタ東京 2017」

【日時】7月25日(火)〜7月27日(木)
【会場】オーラムビルB1

その他詳細はプレスリリース後に!


編集後記

 注目トピックに掲載した、2016年にアメリカで吸収合併、倒産または廃業した企業数が1,669社に上ったというニュースは対岸の火事ではないと思います。2016年のアメリカ合衆国の人口は約3億2千万人、ダウ平均株価指数はUS$3,000以上伸び、失業率は約4.9%、にもかかわらず1,669社が業界から姿を消しました。はたして日本は?と思い、僅かながら入手可能な数値を拾い出してみました。日本の人口は1億2千万人を切り、目に見える人口減少の歯止めは未だに存在しない様子です。将来の主たる消費者である価値観の異なる世代ミレニアルズが消費市場に現れ、プラチナ世代(高齢者)による消費への期待もどうやら曲がり角に差し掛かったように思えます。
消費の傾向は一体どのような変化を来たしながら存続しなくてはならないのでしょうか?ダイアモンドではデビアス、アルロサまでも、モザンビークをはじめアフリカ産のルビーやエメラルドのジェムフィールド、そしてコロンビアンエメラルドのムゾーなどの鉱山会社が小売市場にまでブランドとして侵入する直通時代です。「市場の変化」というよりは「需要または供給者への期待の多様化」の速度は衰えず、昨日まで間違いではなかった販売手法(企画)が空振りしてしまう様な感覚を覚えます。期待=ストライクゾーンとすると、投球直後にかかわらずバッター(消費者)の身長が縮みストライクがビーンボールになってしまう?!そのような感覚でしょうか。歴史と経験の上に成り立つ日本ジュエラーの文化が生存要因として、ジュエリーの品質や宝石の希少価値以上に求めらる時代に突入したように思えます。文化という言葉は聞こえが良すぎであれば、資質と品格と言い換えても過言ではないのでしょうか。今までの常識だけに頼ってはいられないと思います。私は故郷甲府の生産高が273億円(経産省発表)という数値を見て驚き、長年言われていた「日本のジュエリーの1/3の生産地」という常識を封印することにしました。


 皆さんはどの様にお感じになられましたか?フリートークで結構です。みなまさのご意見を事務局までお送りください。(Eメール:info@japangemsociety.org ・FAX番号:03-5812-4786)多くの頂いたご意見の中から1名の方に、私、堀内オススメ「山梨」ワインをプレゼントいたします。お気軽にドシドシご応募ください。
☆★ シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2015(白・辛口)☆★
(注)日本で初めて地理的産地表示が認められているのは「山梨」「Yamanashi」です。産地(Origin)は当業界でも大変重要な論点であるので、あえて日本で唯一産地表示可能な「山梨ワイン」を選びました。本当に産地表示に価値はあるのか!?

一般社団法人 日本宝石協会 理事兼広報部長:堀内信之


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発行元 :一般社団法人 日本宝石協会(JGS)広報部
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