JGS Newsletter 010号（平成28年／2016年 11月7日発行）

JGSは、宝石の正しい知識と情報を社会に広く提供することにより宝石の素晴らしさを発信し、宝石のより良い事業環境を創造し、宝石の信頼向上を実現してゆくこと」を目標として活動しております。

注 目 ト ピ ッ ク ス

Wow, Nice, Beautiful......Sexy.　　 Remarkable Topics

説明は無用でしょう。

人工ダイヤモンド事情　　 Remarkable Topics

生産性向上と世界的デフレ、そしてミレニアル世代市場に向けて人口ダイアモンドは増加の一途。

鉱山開発様々　　 Remarkable Topics

De Beersはダイアモンドの海中鉱床開発を始めました。一方、スリランカマイナーとディーラーたちは鉱山の大規模開発を規制して自国産業を守ろうとしています。

JGS副理事長アラウディーン氏、CIBJOにて

Remarkable Topics

アラウディーン副理事長、世界に訴えています。GIAの意見のようにラボ同士でマスターストーンの比較展示会を行うと良いですね。

今 月 の レ ポ ー ト

宝石学会（日本）シンポジウム「中国におけるダイヤモンドの高圧合成」

by 加藤久雄理事

10月29日（土）宝石学会日本による合成ダイヤモンドのシンポジウムが行われた。中国吉林大学超硬材科国家重点実験室の賈暁鵬(Xiaopeng Jia)教授が講師として招かれ、講演された。・・・・・・

スリランカジェムフェスタ東京2016を終えて 　　　　by 伊藤彰理事長

スリランカの宝石産業を総合的に司る唯一の政府機関、スリランカ政府宝石局がスリランカ一国だけの宝石業者が出展する展示会として………………

オ　ス　ス　メ

★国石（日本の石） 　　国立科学博物館［東京・上野公園］

平成28年9月、日本鉱物科学会総会で、
国石（日本の石）に「ひすい」が選定されました。（サイトより引用）

★ヴェルサイユ宮殿《監修》 　　マリー・アントワネット展

ブレゲ、日本で開催されるマリー・アントワネット展を支援（サイトより引用）

★創造力あふれる名門ハイジュエラーの世界

ブルガリの素晴らしき創造性 イタリアの輝ける至宝展

◎10月26日(水)～11月7日(月)
◎9階 阪急うめだギャラリー [入場無料]

★ムガール皇帝とマハラジャの宝石

カタール・アル　サーニ・コレクション

◎10月1日～12月11日
◎MIHO MUSEUM 2016年 秋季特別展

私 の 本 棚

「ジュエリーキャスティングの基本と実際」

私の本棚 その１

著者：諏訪小丸（市川龍郎）

貴金属鋳造の工程を、多くの失敗事例を基にきめ細かく書き上げられた本書は・・・・

「インドクリスタル」　 私の本棚 その２

著者：篠田節子

主人公は水晶発振子製造会社の社長。宝石商以上に宝石を探す冒険野郎です。「私たち宝石商も負けていられない！」と奮い立たせてくれる内容です。

名　言　・　格　言

逆境とは、天が自分の宝石を磨くときに使うダイヤモンドの粉塵のことだ。

Adversity is the diamond dust Heaven polishes its jewels with.

今 月 の 写 真

コハクの中の蟻

コハクは樹液の化石であるため、樹液に集まる生物が捕らわれ閉じ込められていることがある。時に爬虫類などもいるようだが、一番多いのは昆虫である。・・・・・

◆撮影・文：高橋 泰 氏

編集後記

　先月はJGSNLを配信できず、心からお詫び申し上げます。経営者の集まりでもあるJGSにおいて、約束の時間に遅れたり、納期に間に合わなかったり等、許されることではなくJGSNLの配信も同様の事と反省しております。JGS活動と会員の皆様にとってお役に立てるよう、改めて心して取り組みます。この場をお借りして皆様のお許しと、ご協力をお願い申し上げます。2016年1月より当NLを配信してきた中で幾つかの反省点があり、その一つに配信期日があります。12月には来年からの新たな配信期日をお知らせできることと思います。皆様からのご意見は改善への大きな助けとなります。2017年を目の前にした今、改めてお気付きの点をご指摘いただけますようにお願い申し上げます。
　朝夕の気温差も広がり、秋も深まる中、今号にも掲載されているイベントはもちろん、感性を研ぎ澄ますイベントが日本各地で行われております。2017年のジュエリーが更に色濃く、色鮮やかに煌くことを祈りつつ、この芸術の秋、食欲の秋を満喫しましょう。
　食欲の秋？？？ヌーボーの季節ですね。ワインはジルコン、ガーネット、トルマリンのように幅広い色と味わいで満たされています。毎日の締めくくりにワインで色の復習と洒落たりして、秋の夜を楽しみながら展示会ハイシーズンを乗り切りましょう。