『Gem-A Conference 2015』に出席して JGS理事長 伊藤 彰
11月20日渡英し、21日~24日Gem-A Conference及び一連の行事に参加し25日帰国しました。
写真の左が新CEO Mr. Nick Jonesです。 同日の晩餐会では、Gem-A CEO Nick Jones、Gem-A President Harry Levy, President of Federation for European Education in Gemmology Mrs. Loredana Prosperi、President of Scotland Gemmological Association Mr. Alan Hodgkinson、Victorian President of Gemmological Association of Australia Mrs. Katrina Marchioniの各国を代表する方々とテーブルを共にし会食・歓談しました。
21日〜23日のプログラム詳細についてはGem-A公式HPをご参照ください。
特に心に残った講演は、Dr. Paul Rustemeyerのトルマリンが成長してゆく過程における色の変化を三角柱原石を輪切り(Watermelon状)にすることにより観られる小宇宙をコレクションとして示されたものには感動しました。 また、GemWorld主催者の Mr. Richard DruckerがGem Reportのあるべき姿、ピジョンブラッド・クレムゾンレッド・ロイヤルブルー・コーンフラワーブルー等の色呼称表示、産地表示等についてLab Opinionとして別紙とすべきと言うような講演をされ、アラウディーン副理事長がCJBJOで提唱しておられる事と同じように世界中での懸案事項となっていることを改めて確認しました。 方や、GRSのDr. Adolf Peretti、GIAのMr. Shane MacClureの講演もありました。
23日には、世界中で産出している天然真珠を主題とするWork ShopとMr. Richard Druckerの色石評価のWork Shop(今回で3回目)に参加しました。 昨年からさらに進化している部分があり、色石を評価するのに4つのカテゴリー、10段階評価Extra Fine (Upper/Lower), Fine (U/L), Good (U/L), Commercial (U/Middle/L/Very Low)としていました。
その日の夜は、Gem-A Gemmology 及びDiamond DepromaとFEEG Awardsの卒業式が行われ、日本からはJGS会員大久保洋子さんのお嬢さん絵弥(エミ)さんと鈴木マリさんの2名が出席されました。
24日午前中には、国立自然歴史博物館を学芸員であるFGA Mr. Alan Hartの案内で見学、主要な展示品だけでなく膨大な倉庫にも案内いただき貴重な標本類を観察する機会を得ました。
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