編 集 後 記
親愛なるJGS会員の皆様
去る6月5日に開催いたしました『第14期 令和5年(2023年)度 定時社員総会は、お蔭様で無事終了致しました。
一年間未熟な理事長を支えて頂きました理事・監事の皆様、そしてJGS活動にご協力と思いを寄せて頂いた協会員の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
ご周知の通り、14期ではJGSにおける宝石学教育事業の変革と、サザビーズにおけるJGSカシミールの落札という大きな転換期でありました。業界の潮流の変化と共に切った舵は、15期を通して確固たる方向性を可視化できるような結果へ導ける様に努力する事をお約束いたします。
宝石検定事業と誕生日石全集 Birthday Stone 366(BS366)出版事業は市場活性化の一役を担うと共に未来の業界の持続性に貢献する事を目的とし、勉強会事業は明日から役に立つ体験型勉強会として今まで以上に求められる高いレベルの内容を提供できるように邁進してまいります。
15期後半の勉強会の予定に関しては7月理事会後に発表させて頂きます。どうぞご期待ください。
今号NLに掲載させて頂いた古屋正貴理事の講演の内容が「カラーストーン産地における産地鑑別の重要性」だったのですが、同じタイミングでJCKにおいて言及されたDeBeersの方針でも”Origin Story”というプロモーションが発表されました。
今後業界では適切な処理情報だけでなく産地情報の開示も評価の対象となる時代の幕が上がった様に思います。
産出地の開示は、その地域の文化や国の状況だけでなく、地政学的情報や歴史的に見たロマンなどもストーリーは宝石に付加する価値として提供して行く必要性を促しているのかも知れません。
Origin産地に関しては改めて協会員の皆様と語るトピックかも知れませんね。
引き続きNLをよろしくお願い致します。
一般社団法人 日本宝石協会 代表理事:堀内 信之 |