ご報告
任意団体 全国宝石学協会
一般社団法人 日本宝石協会
理事長 伊藤 彰
謹啓 6月に入り梅雨入り宣言も間近な天候となっておりますが、皆様には業況厳しき折にも日々ご健闘されておられることとご推察申し上げます。 皆様には、永年に亘り全国宝石学協会の活動をご支援いただきましたことを厚く御礼申し上げます。
皆様には謹んでここにご報告申し上げます。 4月26日に開催されました任意団体全国宝石学協会 第44期通常代議員会において、任意団体全国宝石学協会を解散することが決議され、任意団体の資産を一般社団法人日本宝石協会に譲与し、47年に亘る全宝協の歴史に幕を下ろすこととなりました。
現役員会(理事13名・監事3名)は平成23年7月20日開催の臨時理事会にて現役職をいただきまして以降、『宝石学教育と研究』『他の国々から発信される最新情報をキャッチし、絶えず彼らの知識・技術をアップデートしてゆく適切な調査研究部門を持ち、真偽の判定を正しく行えるプロフェッショナルな研究鑑別機関が日本にも必要である』との業界の声を考慮しながら、任意団体が今後どのように業界の発展に資する事が出来るのか、果たせる役割があるのか、について検討し、20回の役員会を開催し、68時間に及ぶ協議を行ってまいりました。
この間、平成20年12月1日施行の新公益法人制度に伴う任意団体の公益法人化を鑑み、任意団体を解散し法人格を持った一般社団法人として再スタートすべきとの結論に至りました。 代議員総数37名中、出席34名全員の賛同を得て、任意団体の解散と一般社団法人日本宝石協会への資産譲与が決議されました。
代議員会が任意団体資産の受け皿として承認いたしました一般社団法人は、平成23年3月に設立登記された『宝石文化研究所』、平成24年2月22日に商号変更した『日本宝石協会(General Incorporated Association Japan Gem Society, JGS) 』です。 株式会社全国宝石学協会の自己破産を受け、真偽の判定と宝石学教育を継承するために、前任意団体役員有志によって設立登記されました。 平成23年12月6日開催の宝石文化研究所臨時社員総会にて、任意団体全国宝石学協会の理事11名・監事3名が日本宝石協会の役員に就任しておりましたが、本日開催されたました日本宝石協会第2期定時社員総会にて、任意団体の資産譲与の申し出を受諾しました。
全国宝石学協会は株式会社に続き任意団体もその組織は無くなります。 しかし、47年前に全日本宝石協会が設立されるに至った目的『宝石の大衆消費化時代の到来に向かって宝石産業を育成・拡大してゆくため、宝石の正しい知識・情報を社会に提供していくこと』は、大衆消費時代の到来なった現在の宝石市場においても最も必要とされていることであると考えています。 今後は、一般社団法人日本宝石協会という新たな器をもって、宝石・宝飾品産業の健全な発展とより良い事業環境を作ることを目的として勤めて参りますので、皆様には従前に増しての御支援・御指導を賜りたくお願い申し上げます。
任意団体 全国宝石学協会
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高田 富士夫 佃 裕二 望月 英樹 山本 裕唯 渡辺 幸春
一般社団法人 日本宝石協会
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